運慶展感想 断酒の共通点

運慶展、めっちゃくちゃ良かった!

こんなに一気に大量の仏像をじっくりみれたこと。
しかも仏像の裏側まで間近で見れるなんてそうそうない。
迷ったけど行ってよかったー!

仏像はほとんど無知状態。
運慶も聞いたことある程度だったので
拝観するにあたり予習をした。

知識を深めることでより深く楽しく見ることができたし、ふと断酒に通じるものがあるなって思った。

やっつけ感が否めませんが…
いきます!(笑)

仏像の種類、階級が
断酒のお酒に対する気持ち似てる。と思った。(笑)

仏像の階級は如来、菩薩、明王、天部の四つ。

仏像階級豆知識
如来:悟をひらいた人。
(たたずまいも服装も謙虚で落ち着いた感じ)
菩薩:悟る前。
(なんか身なりも派手だし顔もドヤ顔っぽい。)
明王:正しい道に導く人。
(鬼の形相している。邪鬼を踏みつけてる)
天部:その他大勢の神々様

会社で言うと、
社長、部長、課長、平社員

断酒で言えば…
如来:のみすけさんやマッキーさんクラス
断酒三年越え。
年数よりお酒を好きでも嫌いでもない悟りの
境地がポイント。
菩薩:断酒1年越え。
飲酒欲求はないが若干ドライドランク気味
心の底でお酒を飲む人を蔑んでいるか、
断酒したことで他者より優越に感じている。
明王:断酒1年未満。
飲酒欲求と懸命に戦っている状態。
自分の問題飲酒に気づきながらも断酒に踏み
出せずにいる人も含む。
お酒という逃げ道を断たれ、
理不尽さや煮え湯を飲まされたりした悔し
さ、漠然とした不安と戦っている。
踏みつけられてる邪鬼はお酒の小悪魔(笑)。
天部:断酒してない人
断酒する必要のない適量飲酒者や
はた目には問題飲酒者だが本人はお酒をやめ
るなんて微塵も考えていない人。
断酒って何?え?禁酒と違うの?!
お酒のない人生なんて考えられない。
お酒を飲めないなんて人生損してるって思っ
てる人。

みたいな(笑)

そんなことを思いニマニマしながら激混みの運慶展を見てました。

ここで、運慶展をざっくり説明すると

まず仏師について。
三派仏師のうち、運慶のいる慶派はNo.3
(No.1は院派、No.2は円派)

なぜNo.1、2を差し置いて慶派が躍進したかというと、円派と院派が京都限定に対し、
慶派は奈良にも市場をのばしていた。
安くて技術も優れ、出張サービスまでする慶派。
なかなかのやり手。

次に運慶展の構成について
三部構成になってて、
一部は運慶のルーツ、父康慶作品も展示。
運慶のルーツはもちろん、父との技術の違いが堪能できて面白かった
二部は運慶特集
三部は運慶の影響をうけた仲間たち。

最後に運慶展の感想と印象に残った仏像について

お父さんの康慶は荒いけど大胆。
とくに四天王なんかは迫力あった!
でも運慶と比べると繊細さにかけるなー。
運慶のはすごく人間に近くて丁寧に表現されてた。
今にも動きだしそうで、顔がギュットしていて。
八大童子を見てたら『人形の久月~♪』って頭でぐるぐるなって困った。(笑)

印象に残った仏師は
デビュー作の大日如来様。
セクシーな如来様!!!
横から見るとなんとも色っぽい❤️
きれいな流線美で、
ネヘネヘ ヴァヒネ!!(タヒチ語で綺麗な女性)
って思った(笑)

しかも足の裏や腿の感じ、洋服のひだや髪なんかも超ー細かい。
通常の四倍の時間をかけて作られたみたいで、
デビューにかける思いがひしひし伝わってきた。

これ好きだ~!

お父さんの四天王持国天の邪鬼
筋肉隆々の鬼形相した持国天に踏みつけられてる邪鬼がなんともコミカルでかわいくて。
その超ーシュールな光景に思わず吹き出してしまい、完全に変な人状態だった(笑)

八大童子のイキイキとした表情、
子供らしいプックリしたお腹も親近感わいた
海外の天使のような表情している童子も良かった。

無者菩薩立像も良かった!
超ーリアル。
哀愁感半端ない。

あと龍燈鬼も良かったなー!
ふだん明王に踏みつけられてるのが解放されて、
バンザーイって声が聞こえるくらい超はしゃいでた
お酒の小悪魔が、たくさん飲ませて楽しそうにはしゃぐ姿にも見えてきて気を付けなきゃって思った。

と運慶展感想でした。

めちゃくちゃ混んではいますが、
こんなに大量に見れることはそうそうないと思われるのでオススメします!
期間は今週日曜日まで。
時間延長で21時までやってます。
私が出た夕方頃は待ち時間も少なくなってたので
都内に住まれるかたで気になった方は会社帰りに是非どうぞ!
国立博物館近くのイチョウがちょうど見頃で綺麗でした✨あ、あとイルミネーションも。

私はもう一回行こうかと…悩んでおります(笑)