心境の変化

はてなブログから一年前書いた記事が届いた。
一年前の今日、『衝撃の光景』として
酔っぱらいへの感想が綴られていた。

今もひどい酔っぱらいを見ると
我が身のように恥ずかしさでいっぱいになる。
お酒やめられて本当に良かったと思いを強くする。

ただ、一年前感じてた気持ちとは少し違う。
なんていうか…、その人の気持ちに寄り添いたくなる。

身近に問題飲酒者と思われる人がいる。
普段は温厚で紳士的。
けど、お酒スイッチが入ると乱暴で攻撃的になる。
特にセクハラ。おさわり魔に豹変する。

周りの反応は極めて冷たい。
普段どんなに紳士的でも女性は寄り付かない。

飲んだ時の豹変ぶりがすごすぎて。
そっちの印象が勝ってしまう。

私も積極的には近寄らない。
けど、その人への非難、悪口を聞く度、
何とも言えない気持ちになる。

この人は一旦何が苦しいんだろう…。
お酒でごまかさなければ生きていられないほど
苦しさや大変なことを抱えて辛いだろうな…と思ってしまう。

何かに頼らないと生きて生けない弱さにも
どこか親近感を感じてしまう。

長くなったけど、こういう感情がわく。

もっと言えば、その非難や悪口は自分へ向けられているような気がしていたたまれなくなる。


断酒ももうすぐ三年。
いまだに摂食障害という代替で何とか保っている。
じくじたる思いもある。

お酒も心底憎めてない。
お酒という逃げ道がなかったら私はきっと生きてなかった気がするからだ。

私は偽装しないと生きて生けない弱い人間…。

だからなのかな。
酔っぱらいや問題飲酒者への辛辣な言葉を耳にするたび、まるで自分が責められて言るような複雑な気持ちになってしまう。

断酒してキラキラ輝いている人はどんな辛い状況も逃げずにちゃんと受け入れて生きる。
とても素晴らしいし、あこがれる。
そうありたいと必死で自分なりに努力してきた。

けど、うまくいかなかった。

毎日自分を罵倒し、
もっともっと頑張らなければと追い込む日々。

なんで周りができるが自分にはできないんだろう。
私は生きてる意味あるのかな。

毎日毎日真面目に考えてたらそりゃあ疲れるよね。
過食もするよ…。
過食でお酒押さえられるならいいじゃん。
むしろ、こんなに日々ボロボロで断酒継続してる私ってすごくない?

って思える日もある。(笑)

そして、何かにすがらないと生きていけないほど不器用な人間だっているんだ。
それでも生きてていいんだって思えた。

人間ぽくっていいじゃん。

不器用で何度も何度も失敗しつつも
腐らず一生懸命頑張ってる自分。
いとおしさすら感じる。

できる人がいて、できない人もいて。
色んな人がいていいんだ。

比べるのなら過去の自分。

過去の自分より少しでも楽しく、
生きやすく過ごせるようゆっくりやろう。

人と比べて落ち込む位なら引きこもりを続けよう。

どんな自分でもずっと見放さずにいてくれる夫もいる。
友達もぐっと減ったけど、全くいない訳じゃない。

物も人との付き合いも少ない方が気楽。
最近そんな心境になってきた。