断酒して変わったこと、良かったこと。

一昨日の休暇もそうだ。
断酒して明らかに行動的になった。

飲んでた頃ならわざわざ都内まで映画を見に行かなかった。

まずお金ももったいない。
というか、お金がない。

お酒や飲み会にお金を使い果たして常に金欠状態。
都内に映画を見に行く気力も元気もなかった。

飲んでた頃だったら…

まず前日にたっぷり飲む。
翌日は体調不良。で、当然やる気もなし。

朝はまあまあ早く起きる。
けどテレビの前に座り、なにもしない。

そして1日中テレビを見ながらダラダラ食べる。
朝からダラダラワイドショーを見まくり、
科捜研の女か相棒の再放送を見る。

普段はテレビはほとんどみない。
特にニュースやワイドショーなんかは全くみない。

夕方のニュース番組を見て、1日が終わることに愕然とする。

そして食べ過ぎたこと、せっかくの休暇を無駄にしたことをひたすら後悔し自分を責め、落ち込む。

元来私は行動的な方だ。
お酒は好きだったし、強い方だったと思う。

ただし、飲むのは皆と飲む時だけ。
日常的に、しかも家で飲むことなんてなかった。
そして記憶なくすなんてなかった。
ありえなかった。

それが、お酒にめっきり弱くなった。
記憶をなくすことはしょっちゅう。
外で飲むのが怖くなり家で飲むようになった。

最初は嬉しかったり頑張ったりした時飲んだ。
依存症になる前は楽しいことと共にお酒があった。

お酒は皆と飲むもの。

お酒があってもなくてもどちらでもよかった。
ミスドかファミレスか居酒屋か、的な。
飲むことではなく、人に会うことがメインだった。

お酒を飲むことに罪悪感なんて全くなかったし、
お酒自体ににこだわりはなかったと思う。

次第に嫌なことやイライラしたりした時も飲むようになり、
眠れない日や落ち着かない日、
最終的には理由もなく日常的に(⬅夜だけ)飲むようになった。

お酒で嫌な気持ちをまぎらわしたり、
睡眠薬がわりに飲んだりしたことが、
依存症の始りだったと思う。

明らかに前と飲み方が変わった。

そして、飲んでない素面時の心境の変化。
お酒が心を支配し始め、優先順位がお酒になった。

お酒を飲むことに罪悪感も抱くようになった。
やめることは微塵も考えたことなかったけど、
節酒や減酒を試みるようになった。

お酒に依存しはじめから行動力が減った。
というか、色々なことがどうでもよくなっていたように思う。

それが断酒して行動力が戻ってきた。

というより生きる力が戻ったというか、全般的に色々なことがちゃんとしてきた気がする。

それだけじゃなく、色彩、音、感受性が敏感になり、知識欲も戻ってきた。
周りがキラキラ輝いて見え、生きる力が沸いてくるかんじだ。

とても嬉しい。

お酒をやめても過食は治らないし、
自尊心も思うように上がらない。
やっぱり人がどう思ってるか気になるし、
正直に言えば嫌われたくない。
ついつい高いところを目指して頑張りすぎてしまい落ち込む。。

でも、断酒は続いてる。

あんなにどっぷりお酒に浸かっていた私が、
一年以上一滴も飲んでない。
そして会社も毎日休まず行ってる。
家事は思うようにできないし、奥さんとしてダメダメだけど、結婚生活も続いている。
(夫はそもそもちゃんとした家事を、私にのぞんでいない。)

どうしようもなく落ち込んだとき、自分に生きる力を与えてくれるのは断酒の存在だ。

飲まない日を1日1日積み重ねるだけ
たったそれだけのことだけど、
この断酒にどれほど助けられてるか。

死にそうに落ち込んだとき、断酒は続いているという魔法の言葉が私に生きる力をくれる。

お酒をやめて本当に良かった!!

今日もできることをできる範囲で頑張ろう。